こんにちは!GROW広報の翔平です。
今回は私の体験談を踏まえて、静的ストレッチに関するお話をしていきたいと思います。ストレッチとは、筋、腱、関節などを能動的にあるいは他動的に引き伸ばすことであり、ウォーミングアップやクーリングダウンをはじめとするスポーツ実施時の身体的コンディショニングの一環として、あるいは筋肉の疲労回復手段として広く取り入れられています。ストレッチにはいくつかの方法があり、目的に合わせて行うのが望ましいです。
■静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
反動をつけずに、筋をゆっくり伸ばしていくストレッチです。筋肉の疲労回復やスポーツのクーリングダウンで行い、ケガの防止にもなります。
行う上で注意すべき点がいくつかあり、静的ストレッチは筋が引き伸ばされることで、行った直後は筋力を発揮しづらくなることです。よってスポーツの準備運動で行うとパフォーマンスが低下する恐れがあるので、あくまでクーリングダウンとして行うのが望ましいでしょう。私が学生時代に、ボクシングの試合前に静的ストレッチを十分に行ったことで、筋力が安定して発揮できなくなった経験があります。
また痛みを我慢して、無理やり筋肉を引き伸ばすやり方も弊害があります。筋肉は急激に引き伸ばされると、元の長さに戻ろうとして収縮しようとする(伸張反射)ので、筋肉を損傷する可能性があります。痛気持ち良い範囲でキープしゆっくり行いましょう。
~まとめ~
静的ストレッチで意識すること!
①伸ばしている筋肉を意識する。
②痛気持ち良いくらいの位置をキープしゆっくり伸ばす。
③呼吸を止めずに深く呼吸をする(吐いたときにより伸ばす意識で)。
④身体が温まっているときに行うと効果的。
⑤継続して行うこと。
次回は動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)についてお話ししたいと思います。
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